Vol.15 労働災害多発警報

北薩森林組合通信 Vol.15

 

林業死亡労働災害多発警報を発令

 

 林業・木材製造業労働災害防止協会は10月21日、鹿児島県支部に「林業死亡労働災害多発警報」を発令し、同支部に対して再発防止対策の実施を指示するとともに、中央の労働基準行政機関、関係団体等に対し、協力要請を行いました。

 

 警報発令期間は、令和3年10月21日~令和4年1月31日までで、期間中の死亡労働災害がゼロとなることを目指し、再発防止対策を実施します。

 

 多発警報は、本県支部管内において、本年2月、4月及び9月に各々1件発生し、3件の林業死亡労働災害が発生したことにより、林災防本部から県支部に対して発令要綱に基づき発令されました。

 

 死亡災害は、亡くなられた被災者やその家族にとって大変不幸なことであり、事業場にとっても経験知識を積んだ貴重な労働力が失われることになります。

 

 労働者の安全と健康の確保は、企業経営における最重要課題であり、経営トップ自らが強いリーダーシップを発揮し、率先して安全衛生活動に取り組むことが重要であることから、県支部では「緊急集団指導会」の開催や、各分会による労働安全パトロールを実施するほか、会員事業所での自主安全パトロールと一斉自主点検の実施を求めています。

 

 北薩分会(事務局/北薩森林組合)では、県北薩地域振興局の協力をいただきながら本年11月下旬から12月にかけて管内の伐採作業現場を中心に緊急安全パトロールを実施します。

 

薩摩川内市山林内での現場指導/R3.12.2