北薩森林組合通信 Vol.22
薩摩川内市と12事業体のグループ認証
薩摩川内市、森林認証協議会及び北薩森林組合など12の林業事業体は、本年3月1日付で、『一般社団法人緑の循環認証会議(SGEC/PEFCジャパン)』のグループ森林管理の認証森林の認証を受け、授与式が3月24日に薩摩川内市役所で行われました。
令和6年10月に「持続可能な森林経営・管理」の実現に向けて『さつませんだい森林認証協議会』を設立。森林認証の取得を目指してきました。薩摩川内市は県内で3番目の認証です。
授与式で森林認証協議会の藤岡芳昭会長は「薩摩川内市の森林の適正な維持管理や森林資源の循環利用の促進によって、これら森林の持つ公益的な機能の高度発揮や、林業・木材産業の活性化につなげたい」とあいさつしました。
森林認証制度は、独立した第三者機関が 森林経営の持続性や環境保全への配慮等に関する一定の基準に基づき森林又は経営組織などを認証するとともに、 認証された森林から算出される木材及び木材製品を認証材として表示管理することにより、消費者の選択的な購入を通じて、持続可能な森林経営を支援する仕組みです。
認証における森林管理は、二酸化炭素吸収による地球温暖化防止、生物の多様性、水資源・土壌等への環境影響のほかに、社会的・経済的側面の森林機能の維持が考慮されています。


